遭難から一年

キミが山で遭難してからちょうど一年です。
まだキミを連れて帰る事ができません。

現実は分かっているものの、キミの死は受け入れがたく、この一年どう気持ちを整理していいか、迷い続けました。
あれ以来テニスも、編み物も、ピアノも、ミュウジックベルも止めてしまいました。
寒い山に残してきた辛い思いが、入浴剤を入れることを阻みました。

捜索が打ち切られても、何か手がかりが得られるのではないかと、かすかな望みを捨てきれず待ちました。
夏山がオープンするや、本気でキミを見つけるつもりでキミの眠る山に登りました。でも大自然に簡単に跳ね返され、見つけることは難しいと思わざるえませんでした。

キミは大学入学とともに、上京、一人暮らしを始め、人生の半分は親の知らない生活をしていたことになります。
帰省した時聴いた話はキミの生活のほんの一部でした。

キミがいなくなって、初めてキミの7年間のブログを読み、知らなかったキミの生活や、
思いを知りました。それが全てではないにしても、誠実に、一生懸命生きてきたことが分かります。
そのブログはキミの生きた証の一部だと思い、支えになりました。

そして私も自分の気持ちの整理の為ブログを始めることにしたのです。

またこの夏キミの大好きだった山にも挑戦しました。
山を憎んだり嫌いになったらキミは悲しむと思ったからです。
山に登るのはしんどいし、集中力が必要です。

登山の最中は歩くことに必死で、無になれます。
登りきると、すばらしい眺め、登った人だけが味わえる喜び、達成感が待っています。
キミが山を好きだった気持ちが分かります。
キミを感じ、偲ぶことができます。

私の体力で登れることのできる山は限られますが、私より多少体力のある夫はキミの残した山の衣類や小物を身に着け、体力が許す限り山旅を楽しむと言っています。

遭難から一年たった今、まだまだキミの想い出、キミへの想いが尽きることなく湧いてきます。
もっともっとキミの人生見たかった。

ふっきれた訳ではないけれど、
急に区切りがつくわけではないけれど、
でも何かを変えていかなくてはという思いもあります。

生まれて来てくれたキミにありがとう!
キミと繋がってくれた人にありがとう!
私を支えてくれた人にありがとう!

そして一歩踏み出そう!

先ずはセーターを仕上げよう。
今年の夏も山旅を届けられるよう、そろそろ運動も始めなくては。
ピアノもぼつぼつ始めないと一生弾かなくなりそう。

孤独や虚しさでブログを止めようかと思ったことも度々ですが、
もう少し続けてみます。








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この記事へのコメント

2016年01月22日 11:38
家の亡き父ではありませんが、ほれー何をしているグズグズするなと私はよく怒られました。

こんにちは。
前を向きましょう!
何一つ進みません。生きていることに感謝ですよ。
何か一つ出来上がれば、それは生きている証です。

2016年01月22日 19:14
Whiteさん
コメントありがとうございます
whiteさんにいただいたコメントで、
昔、ミルクをこぼして泣いている幼い息子に
泣いてる暇があったら今何をしたらいいか考える
と言ったことを思い出しました。

前に進みます。
2016年02月06日 06:15
静かに、強く、立ち上がりましょう。泣きたい時には泣けばいい、叫べばいい、何をしてもいいのです。ただもう自分の近くに生まれてきてくれたことに感謝、そして短くても一緒に暮らせたことに感謝。
2016年02月06日 16:24
araraさん
コメントありがとうございます。
いろいろ考え、思いだし、嘆き、
そして息子への一番の思いが、ありがとうでした。

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