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zoom RSS 自閉症の僕が跳びはねる理由

<<   作成日時 : 2016/06/30 14:56   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 23 / トラックバック 0 / コメント 13

東田直樹さんが中学生の時に書いた本です。
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東田さんは会話のできない重度の自閉症者でありながら、文字盤を指しながら言葉を発していく「文字盤ポインティング」やパソコンを利用して、援助なしでのコミュニケーションが可能です。

でも自閉症の子供の多くは、自分の気持ちを表現する方法を持たないのです。
自閉の世界は、みんなから見れば謎だらけです。

ですから自閉症の内なる心をつづったこの本は注目を浴びました。
現在20カ国以上で出版されています。


どうして質問された言葉を繰り返すのですか?

表情が乏しいのはどうしてですか?

フラッシュバックはどんなときですか?

何が一番辛いですか?

跳びはねるのはなぜですか?

時間の感覚はありますか?

電車の時刻表やカレンダーをどうしておぼえるのですか?

どうしてこだわるのですか?

どうしてパニックになるのですか?

等々、57の質問に答える形で書かれています。

例えば

時間の感覚はありますか?について

ずっと続いているのが時間です。だからこそはっきりとした区切りがなく、僕たちは戸惑ってしまうのです。
中略

時間の変化で時間が経ったことは分かりますが、実感として感じることができないのが、僕たちは不安なのです。
中略

僕たちの1秒は果てしなく長く、僕たちの24時間は一瞬で終わってしまうものなのです。
場面としての時間しか記憶に残らない僕たちには、1秒も24時間もあまり違いはありません。
いつも次の一瞬、自分が何をしているのか、それが不安なのです。

この文章を自閉症の中学生が書いたとは誰も想像できないでしょう。

どの質問にも自分をしっかり分析して、理論的に分かりやすい文章で答えています。

自閉症の人が心の中で、こんなにいろんなことを考え、感じているなんて思ってもみませんでした。
心で思っていることを伝えることができないことはどんなにか苦しい、辛いことでしょう。

東田さんのお陰で、自閉症の世界を旅して、より身近に自閉症を感じることができました。

東田さんが文章でコミュニケーションがとれるまでには、何度も挫折を繰り返しながら訓練されたそうです。


そして東田さんが22歳の時に書いた本が

跳びはねる思考
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カバーより
僕の口から出る言葉は、奇声や雄叫び、意味のないひとりごとです。普段している「こだわり行動」や跳びはねる姿からは、僕がこんな文章を書くとは、誰にも想像できないでしょう。

はじめに
一口に自閉症といっても、ひとりひとり違います。全ての自閉症者が僕と同じではありません。

思考は、どこまでも自由なのです。
何の制約をうけることなく、空の彼方に舞い上がったり、深い海にもぐったりすることができます。
僕と一緒に思いを巡らせてみませんか。きっと、あなたも新しい「自由」を手に入れることが
できるでしょう。

最終章の最後の文

別れと始まり
もう二度と会えないような相手と、別れを惜しんだり、涙したりするのは、誰にもあることでしょう。
中略

人は、生まれてから死ぬまで、長い時間を生きなければなりません。それは、寿命という神様からいただいた時間です。
そのあいだどんなに嬉しいことやたのしいことがあったとしても、時が経過している限り、「死」に向かっているという事実は変えられません。
中略

別れる人との時間が途切れれば、自分の時間のひとつがゼロになります。これは、停止ではなく、ある時点から再スタートするためのリセットで、新たな人生の始まりだと思います。

別れのあと、すぐに笑顔になってもいいのです。泣いてばかりいたら、その人との最後の記憶が、悲しみでいっぱいになってしまいます。

もちろん、巡り会えた幸運をわすれてはいけません。思いでの中に、自分以外の人がいる幸せを、僕はいつもかみしめています。

次々と訪れる別れを怖がらずに、最後の一日まで、僕は人生をまっすぐに生きていきたいのです。

22歳となった(2014年)東田さんは、自閉症者としての自分の内面をより深く観察し、分析し、考え、前向きに生きる術をエッセイにしています。

そして自閉症の枠にはまらない、人としてのエッセイです。

詩的であり、哲学的でもあります。



庭のヤマボウシが4、5日前から満開です
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アサギリソウも元気です
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ニチニチソウ
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コメント(13件)

内 容 ニックネーム/日時
こんにちは。
>何度も挫折を繰り返しながら訓練…
とても素晴らしい言葉で綴られてますね、自分の言葉で自分の気持ちをとても素直に伝えられていると思います
物事を深く考え捉える事が出来ているからなのでしょうね。
22歳にしてこれらの言葉が出て来る事が凄いです。
前向きに生きる術は見習わないといけないですね。。。


きょんたん
2016/06/30 17:26
きょんたんさんへ
東田さんの心の中には深い、豊かな思いがどれだけあるのでしょう。どの文章も考えさせられるものばかりです。
中学生の時の本には苦しい、辛いという言葉がいっぱいでてきますが、
22歳の時の本では物事を冷静に分析し、前向きな言葉がいっぱいでてきます。
ご本人の努力もさることながら、ご家族や周りの方たちの支えもしっかりされてるのでしょうね。
すずりん♪
2016/06/30 22:35
驚きました。自閉症という病気がどういうものなのか詳しくは知らないのですが、これほど豊かな感性をお持ちなんですね。彼は表現する力、言葉の力を持っているゆえにこうして心の内側を書けますが、一般的には自閉症の方には至難の業なのではないですか? ここに至るまでのご家族の苦労を思います。立派なご両親ですね。
arara
2016/07/01 02:26
こんばんは。
以前、私の近所にも自閉症のお子さん(男児)がみえました。
もう、遠方に引っ越されたので、今はどうしておられるかな?と思う時があります。
我が息子と1歳違いでしたので、お母さんともよくお話しする機会を持ちました。
人と交わることが困難、そして同じ言葉を繰り返すなど、弊害はかなりあったようですが、数字のことはとても強く、凄いなぁと思ったことがあります。
心は閉鎖的ですが、心には言葉を持って生きてるのだと実感したことがありました。
すずりん♪さんの記事を読ませていただき、「東田直樹」さんの生きる姿に感動を覚えました。
>最後の一日まで、僕は人生をまっすぐに生きていきたいのです。
素晴らしい考えの持ち主ですね!

お庭のヤマボウシ、梅雨空に映えますね。
アサギリソウも瑞々しいです♪
ハーモニー
2016/07/01 20:45
アララさんへ
そうなんですよね。自閉症者の心の内は親御さんでも分からないことが多いそうです。ですから自閉症の家族にとってもこの本はとても参考になると聞きました。
東田さんは、はぐくみ塾の鈴木さんとお母さんとの訓練を受けたそうです。
もちろんご家族の皆さんも温かく見守られたようです。
東田さんのような豊かな感性と表現力を持った人はそんなにいないとは思いますが、
みんな、心の内に言葉があるということと、その人の持ってるものを育むということ、考えさせられます。
すずりん♪
2016/07/01 22:02
ハーモニーさんへ
私が知る自閉症の人も数字に強いです。自分の興味を持ったものに対する記憶力もすごいですね。
言葉を発しようとすると、言葉が消えて、聞かれたことも消えてしまうと書かれていますが、人間の脳って不思議です。
これらの本は自閉症の世界を旅することができる本ですが、東田さんの豊かな感性や考え方、生き方に触れられる本でもあります。素晴らしい人だなぁと思います。

すずりん♪
2016/07/01 22:20
こんにちは〜♪

自閉症っていうのが 私には解らないんですよ。
まあ 周囲にいないから解らないんでしょうが。
それでも活躍している人が いるんですね。
かなりの努力が必要だとは思いますが。
バンビ2
2016/07/02 11:19
バンビ2さんへ
自閉症の人に初めて出会うと、どう接していいのかとまどってしまうと思います。
自閉症のの人は普通に会話ができないですから、自分の世界に閉じこもっていることが多いと思っていたのですが、人が言ったことをちゃんと聞いて、理解して、自分の考えを持っているんですね。
表現できるようになるには、相当の努力と訓練を要したのでしょうね。
ご本人も周りの方もすごいですね。
すずりん♪
2016/07/02 22:09
おはようございます。
ひとはいろいろな才能を持って生まれてきているのだなぁ〜と強く感じました。
自閉症だったからこそ、このような素晴らしい言葉が出たのではないかなと思います。
もちろん今まで何もしなかったのではなく、大変な努力の結果なのですね。
ご本人はもちろんのこと、支えていらっしゃったご家族を尊敬します。

うふふ
2016/07/03 07:53
めまして<m(__)m>
ぺこという若そうなネームですが
60過ぎたおばあちゃんです
ブログ巡りしてたらすずりんさんのところにたどり着きました
すずりんさんのブログいくつか読ませてただ来ました
どうお言葉をおかけしたらいいのか・・・
ごめんなさいね

息子が知的障害が通う園保育士をしてた頃
自閉症のお子さんの話を時々聞いていました
みんな健常児さんに負けない素晴らしい才能を持っていて自分のほうが教えられることが多いって言ってました

「次々と訪れる別れを怖がらずに、最後の一日まで、僕は人生をまっすぐに生きていきたいのです。」
東田さんの言葉にハッとしました
私も大病したり、大切な人たちとの別れを経験するたびに、怖かったり落ち込んだりですが、生かされてることを大事にしないとって改めて思いました

初めてお邪魔して、長々失礼しました

ぺこ
2016/07/03 11:08
すみません、訂正です<m(__)m>

頭のところタイプミスです

初めまして。でした
ぺこ
2016/07/03 11:11
うふふさんへ
NHKのドキュメント映像で東田さんのことはある程度知っていましたが、ここまで感性豊かで、語彙が豊富とは思いませんでした。
自閉症の方の中に表現できないだけで、内に埋もれた才能をお持ちの方がもっともっといらっしゃるかもしれませんね。
一般に自閉症の方は数字に強く、すごい記憶力があるようですが、その才能を生かした何か素晴らしいことができそうな気がするのですが。いずれにしても、ご本人も周りの方も大変な努力が必要なのでしょうね。
すずりん♪
2016/07/03 21:42
ようこそぺこさん
コメントありがとうございます。
初めまして、私もぺこさんに負けないおばあちゃんです。
自閉症のお子さんに教えられることが多いと感じることができる息子さん、優しくていい方ですね。
自閉症の方それぞれが持ってる才能が世の中で生かされるといいですね。
>生かされてることをだいじにしないと....
本当にそうですね。生きてることが嫌になることもありますが、生かされてるのですね。
話は変わりますが、
ぺこさんて名前、私にとっては懐かしい響きなんですよ。むか〜し、むか〜し学生だった頃、不二家でアルバイトしてまして、顔がパンパンだったので(顔だけではないという声もありますが)ぺこちゃんと言われてました。関係ない話ですみません。
これからもよろしくお願いします。

すずりん♪
2016/07/03 22:20

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